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カードケース / botanical Ieather®藍染 / 斑絞り

カードケース / botanical Ieather®藍染 / 斑絞り

型番

BAM-C-01
通常価格 ¥16,500 JPY
通常価格 セール価格 ¥16,500 JPY
セール 売り切れ
税込

手技

藍染 班絞り

産地

東京都 台東区

厚み

1.0mm

鞣し

タンニン

重さ

25g

サイズ

w115 × d75 × h10 mm

パッケージ

w120 × d80 × h30 mm
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革のみで構成されたカードマルチケース。革素材のみの折組の為、すっきりとポケットに収まります。 開閉は、差し込みフラップで、カードの場合約5枚程度、名刺の場合約10枚程度(材質により変動)コインも10~15枚程度 収納可能です。使うニーズにあわせて楽しめます。

本製品は、染色における個体差がありそれぞれ一つ一つ違う唯一無二の為、画像の製品とは同じものではない事があります。特に柄模様のある製品は、画像の柄とは違って表現されますので予めご承知おきください。展開画像は参考です。

・本製品は天然素材を使用している為、部位的に色差や筋跡、仕上げ等により、同じ商品でも1つ1つ詳細が異なります。
・摩擦や水漏れによる色落ちや色移りが発生する場合があります。
・塩化ビニール等の樹脂に長い時間密着させると、粘りつきや色移りの原因となりますのでご注意ください。

< お手入れについて >
・形状変化やカビの発生原因となることがありますので、水に濡らさないようご注意ください。
・シンナー、ベンジン等アルコール系溶剤のご使用はお避け下さい。

染まる“ジャパンブルー”

藍染

藍染はタデ藍から作られた徳島県産の「蒅(すくも)」を使用し、発酵建てをして染めます。藍の発酵液はアルカリ性が強く、レザーはアルカリに弱いため、レザー用にアルカリ性を弱めた特別な藍の発酵液を作り染色します。この液は腐りやすく色も淡いので注意を払いながら染色をしなければならず、生地の藍染よりも手間と時間がかかります。近年、クロム鞣しの藍染めレザーは見るようになりましたが、タンニン鞣しのレザーはアルカリ耐性、水耐性が弱く、染めるのが非常に難しいため、タンニン 鞣しの藍染レザーは非常に貴重です。蒅(すくも)とは、乾燥させた藍の葉に水を加えて発酵させたもので、収穫した藍を乾燥させ、手で揉みながら粉砕します。この時に茎やごみを除き、葉のみの 状態にします。粉砕した葉と水をよく混ぜ合わせ発酵させ、約三か月ほどかけて熟成させ、日陰で乾かします。こうして出来た蒅のpHをアルカリ性に調整し、 発酵する工程を「藍建て」と呼びます。このように数々の手の込んだ職人技を重ねることで、味わい深く鮮やかな藍色に出来上がります。

江戸から親しまれる徳島県産の藍

藍染は古来、中国から伝わり、江戸時代には庶民の色として親しまれました。殺菌作用が強く、染めた衣服で皮膚病や毒虫を防ぎました。小上粉、百貫、千本などの様々な品種があり、現在では徳島や宮崎、北海道などで栽培されていますが、年々生産量が減少しています。「te saho」では江戸時代より特上と評された、徳島産の小上粉の藍草を発酵させた蒅を主に使い発酵建てをして染め重ねております。

藍の色素

藍植物には、〔インディカン〕という物質が含まれています。植物の細胞が破壊されると、葉に含まれる酵素の働きにより、インディカンは酸化しやすい物質となり、そうして空気と触れ、酸化したものが、藍色を発色するインディゴ色素になります。
インディゴ色素は水に不溶の顔料です。この水に溶けないインディゴ色素を、酸化還元反応を利用し、アルカリ性の水溶液に可溶な状態にすることを〔藍建て〕といいます。中でも微生物の働きで藍を建てることを〔発酵建て〕、薬品を用いた藍建てを〔化学建て〕といいます。藍建てを行ったアルカリ性水溶液を革に吸着させ、繊維内で再び酸化させることで、インディゴ色素が藍色を発色します。

革を藍染する難しさ

藍染は東京都台東区の工房でタデ藍から作られた徳島県産の「蒅(すくも)」を使用し発酵建てをして染めています。通常藍の発酵液はアルカリ性が強く、レザーはアルカリに弱い為、アルカリを弱めた特別な藍の発酵液を作り染色します。クロム鞣しの藍染レザーは見かけるようになりましたが、タンニン鞣しのレザーは、アルカリ耐性、水耐性が弱く染めるのが非常に難しく貴重な藍染革となっております。

一期一会の色味の調整

「蒅(すくも)」とは、乾燥させた藍の葉に水を加えて発酵させたものです。収穫した藍を乾燥させ、手で揉みながら粉砕します。この時に茎やゴミを除き、葉のみの状態にし、粉砕した葉と水をよく混ぜ合わせ、発酵させます。約一ヶ月ほどかけて熟成させ、日陰で乾かします。こうしてできたスクモに、灰汁や石灰を混ぜ、pHをアルカリ性に調節し、微生物の養分となる〔ふすま〕と呼ばれる小麦の糠や酒、ブドウ糖などを加え、藍建てすることで、藍の染料液ができます。

環境を考慮した染色回数

藍染は染める回数、その日の気候など環境により色の濃度が変わります。縹色(はなだいろ)で約15回、藍色で約25回ほど繰り返し染色します。

染師

小室 真以人

1983年 福岡で生まれ、東京で暮らす。福岡県朝倉市秋月に越し、家業の草木染工房(工房夢細工)で草木染めに触れる。東京藝術大学美術学部工芸科で染織を専攻。在学中伝統技法を学ぶ傍ら、革の草木染めなどの新しい技術表現を模索。2007年 ホールガーメントニットを導入と技法を習得。2008年 自身のニットブランド「MAITO」をスタート。2010年 株式会社マイトデザインワークス設立。同年、東京都台東区上野の2k540に直営店を出店。2012年 東京都台東区蔵前にアトリエショップをオープン。

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