奄美大島泥染革 / 斑絞り / キップ
奄美大島泥染革 / 斑絞り / キップ
泥染めとは、鹿児島県に属する奄美が世界に誇る伝統産業「本場大島紬」の染色法で、 1300年の歴史があります。 島に自生するテーチ木(学名:車輪梅)のチップを煮込み自然発酵させて作る染料と鉄分が多く 粒子が丸細かく丸い特徴の、奄美でも特定の地域に限られる泥により「黒褐色」に染められる革が 「泥染めレザー」になります。 化学染料とは違う深い黒と茶褐色の色合いや絞り柄など奇跡の模様・無二の個性をお楽しみいただけます。
【 斑絞り 】
しわを寄せながら丸め込み雲が乱れ合うようなムラ模様を表現。まばらな濃淡の色合いが美しさを醸し出します。ムラ模様の出方は、革の個性やその時々一点一点異なる表情を見せます。
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泥染めは奇跡の模様
奄美大島泥染
泥染めとは、鹿児島県に属する奄美が世界に誇る伝統産業「本場大島紬」の染色法で、1300年の歴史があります。島に自生するテーチ木(学名:車輪梅)のチップを煮込み自然発酵させて作る染料と鉄分が多く粒子が細かく丸い奄美でも特定の地域に限られる泥により「黒褐色」に染められる革が「泥染めレザー」であります。伝統工芸の技術を残すべく革を染めるという新たな可能性を歳月を掛けて生み出された泥染めレザーは、化学染料とは違う深い黒と茶褐色の色合いや絞り柄など奇跡の模様・無二の個性を表現します。
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奄美大島と泥染
手付かずの大自然が残る鹿児島県/ 奄美大島。
泥染は、沖縄本島からほど近いこの島で古くから行われてきました。全ての工程が島内で職人の手により行われる泥染は、島にとって重要な産業の1つとなっています。
![](http://tesaho.com/cdn/shop/files/ec_kotei_doro_37.jpg?v=1693146906&width=1500)
潮風と肥沃な土壌から育ったタンニンの赤
泥染めは、島に自生するテーチ木(車輪梅)を使って染めていく草木染めがベースになっています。奄美大島で採取されるテーチ木は、強い潮風や肥沃(ひよく)な土壌の影響で濃度の高いタンニン酸を含んでいることから非常に染色に適しています。
※中心の赤みがタンニン。
※テーチ木は、1mほど残して切り出される為、
7~8 年後にはまた染料として使用することができます。
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赤土で深まる奄美大島の色
泥染めで用いる奄美大島の泥は粒子が細かく、丸く、自然界にある鉄分が豊富などの特徴があります。そして、自然界に存在する鉄分が豊富な赤土の土壌の為、たっぷり染められたタンニンと反応し 茶褐色から黒褐色へと変化していきます。この鉄媒染こそが、奄美特定の色を表現します。水田のようなところの地面を掘ってくぼみ状にし、周辺にある泥をたし入れ、鉄分の濃度を高めます。粒子が細かいのは微生物の作用によるもので、染めに使用する田は切り立った山裾にあり、山からミネラルを多く含む水が流れ込むことで、微生物の餌となり、活発に活動します。
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繰り返し手で揉み込む
泥染めをする革が好みの柄に染まるように、一点一点手作業で縛っていきます。職人の長年の積み重ねによって、ヒダを摘まんだり、折り込んだり、縛ったりと、染めの柄によってそれぞれ絞り方法を変えます。この、人の手による作業こそが無二の個性を表現し、奇跡の模様を生み出します。
![](http://tesaho.com/cdn/shop/files/kotei_doro_24.jpg?v=1690281052&width=1500)
縛り、折り込む職人の手技
泥染めをする革を好みの柄に染まるように、一点一点手作業で縛っていきます。職人の長年の積み重ねによって、ヒダを摘まんだり、折り込んだり、縛ったりと、染めの柄によってそれぞれ絞り方法を変えます。この人の手による作業こそが、無二の個性を表現し、奇跡の模様を浮かび上がらせます。
![](http://tesaho.com/cdn/shop/files/ec_kotei_doro_93.jpg?v=1693147881&width=1500)
藍染職人
肥後 純一
昭和の40年ごろに有屋の泥染め工場で見習いとして泥染めに触れる。本場奄美大島紬のコンテストにて、染め部門で数々の受賞を受ける。大島紬の染め以外にも、アパレルの染め依頼もこなし、泥染めのモデルとしても活躍する。泥染めのパイオニア。
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