日本の心が宿る"日の丸の赤"

茜染

ボタニカルレザー®︎は、100%天然染料の草木染めレザーです。安価で色も安定する化学染料が約150年前に発明されて以来、昔ながらの「草木染め」の技術はどんどん衰退しています。近年、草木の煮汁の中に5〜10%の化学染料を混ぜる草木染めも登場しました。5〜10%というと少しに感じるかもしれませんが、力関係でいうとほぼ100%化学染料の色といって良いでしょう。いま環境に配慮した「草木染め」が再び注目を集めています。そんな中、私たちは化学染料を一切使わない100%天然染料だけを使った「草木染め」でボタニカルレザー®︎づくりをしています。
茜は、アカネ科の蔓性(つるせい)の多年草。茜染めに使用する原液は、この茜の根から煮出すことにより染料を作り出しています。赤系色で歴史の古い染料であり、日の丸の赤はこの染料で染められています。そんな由緒ある色で染めあげられた茜染レザーは、現代の職人のこだわりと歴史を感じさせる趣深いレザーです。

日本で最も古いとされる「赤」

革を作る時に難しいと感じることや想い、工程に関することなど、職人技のことを簡潔にまとめた内容が入ります。革を作る時に難しいと感じることや想い、工程に関することなど、職人技のことを簡潔にまとめた内容が入ります。革を作る時に難しいと感じることや想い、工程に関することなど、職人技のことを簡潔にまとめた内容が入ります。

染師

小室 真以人

1983年 福岡で生まれ、東京で暮らす。福岡県朝倉市秋月に越し、家業の草木染工房(工房夢細工)で草木染めに触れる。東京藝術大学美術学部工芸科で染織を専攻。在学中伝統技法を学ぶ傍ら、革の草木染めなどの新しい技術表現を模索。2007年 ホールガーメントニットを導入と技法を習得。2008年 自身のニットブランド「MAITO」をスタート。2010年 株式会社マイトデザインワークス設立。同年、東京都台東区上野の2k540に直営店を出店。2012年 東京都台東区蔵前にアトリエショップをオープン。

ボタニカルレザー®︎

"ボタニカルレザー®"は、化学染料を混ぜる草木染めとは違い、化学染料を使わない、植物だけで染め上げた正真正銘100%の天然染料のみを使用した「草木染め」で革を染めています。それがゆえに環境や人にも優しく独特なやさしい色合いが特徴であります。命ある色を染める草木染めは染料の濃度、工房の外と中の温度差、染めの時間、そして染める革の動かし方など様々な要素が複雑に組み合わさりその色を表すため、同じ染料で染めても色は違ってきます。また、原料となる植物や木は、今日と2週間後、今年と来年に伐ったものでも違います。つまり同じ色に2度と出会うことはないのです。いわば一期一会。それも草木染めの魅力の一つと言えるでしょう。